2分で読める『革命のファンファーレ』(キングコング西野亮廣)
話題になってますよね、この本。 かくいう僕も何やかんや本の予約はしてたので、販売から1日後くらいに家に届きました。 本全体1時間くらいで読めた気がします。
ただまぁ、だいたい、動画で今まで見て聞いてきた内容といえばそう言えるものでした。 (でもまぁこれまで動画見た量も相当あるし、オンラインサロンも色々勉強がてら入ってますし)
その中で、僕にとって初見の内容もちょっとありました。 でも、手元に持っといてもしょうがないな感は少し強かったですね。 単行本で買ってしまったわけですが、Kindleで買うべきだった気がします笑
そんなこんなで、ここで書くか悩んでたのですが、
本の感想にも賞味期限がある
のです。
だから、必要な情報だけメモして置こうと思いました。 僕にとっての備忘録です。
多分、この記事は2分で読めるし、それで本の概要掴めるんじゃないですかね!!
基本情報
- タイトル: 革命のファンファーレ 現代のお金と広告
- 著者: 西野 亮廣
- 出版社: 幻冬舎
- 紙の本の長さ: 310 ページ
- 発売日: 2017/10/04
- 僕が読むのにかかった時間: 1時間
この本、「はじめに」の部分が全文無料公開されています。 もうおなじみの感じにはなってきましたが。
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概要
ざっくりと書くと以下の感じ。
その中で2つが特に気になったので、それについてはあとで詳述します。
- 作り方から作るの話
- 分業制の話
- お金=信用を数値化したもの
- クラファンは信用をお金化するための装置
- 入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにずらして、可能性を増やせ
- クラファンの支援者数を増やすために、リターンは別々にする(すると、それぞれを全て買うとそれが支援者数になる。水増し)
- 音楽で広告を作る(プペル)
- アンチ is cute
- amazonはあまり売れてない商品も並べておくことができる。無限。物理制約なし。ロングテール
- テレビも無料公開みたいなもんやん。アニメも結局興行あげるのはグッズ販売とかで、アニメ自体は入り口やん
- インターネットはコピー可能だから、一人の労力で、一つ作ればそれを無限の人に渡せる。10人のうち1人が金出せばいい、というのの10人の部分を無限に増やせる
- ネタバレを恐れるな。人が行動する時というのは確認作業の時
- 1億人が使っているというのは価値になる。著作権は必ずしも必要ない
- 作り手を増やす話。耳タコ
- 広告させることが大事
- 情報解禁システムはくそ
- お客さんはお金を出すきっかけがないと出さないし、きっかけがあると意外と出してくれたりする
- 本屋で売る本は、ほんの力で売れる必要が基本的にはある
入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにずらして、可能性を増やせ
僕的には、これが結構芯食ってた感じがします。
- 売れている作品が更に売れる理由の一つは、売れている作品がニュースにしやすい数字を持っているから(興行いくらとかもそうだろう)
- 今自分の信用がどれくらいで、今月は後どれくらいの信用を使えるか、という信用のペース配分を考える
独演会の話
- めっちゃ作り込む。
- 普通5000-6000円のチケット代で元を取るような内容
- それを2000円でやってしまう
- お客さんの値段感覚は極めて正確
- 本来2000円では体験でいない、ということをお客さんはわかる
- だから、独演会の赤字があっても、その後クラファンを仕掛けて、一気にやればその赤字も回収できる
- 絵本の方がスケーラビリティがある
- 独演会にはスケーラビリティがない
- これを利用して、スケーラビリティがないところで信用をとり、その信用を使ってスケールさせたいときの着火剤として人々を巻き込み(利用し)本当に起こしたいムーブメントを起こす
- 一回でやるより、こっちの手口の方が「支援者数」は増える
- それが数字を持つようになり、ニュースになり、というループへ
- 「どのように数字を配置すれば、自分の数字を更に増やすことができるのか?」
- 「今あるマネタイズのポイントは、自分の目的に対して最適化されているか?」
特に、スケーラビリティのないところで信用を稼いで、その信用をスケーラビリティのある仕組みのところの着火剤として使う話はかなりしっくりきましたね。
これは、やばい。使いたい。
ネタバレを恐れるな。人が行動する時というのは確認作業の時
これも結構気になりました。
- ネタバレしてるものにしか皆興味を示さない
- 行列が行列を産むとか
- 独演会を無料にしても、よく年は倍増
さいごに
サクッと読めます。 情報として持ちたいならKindleがおすすめ。 単行本で一応読みたい人は、読んだあとそれを他の人に売ってKindle購入でもいい気がします。 リファレンスブック(Tips集みたいな感じ)として手元にあるのが重要なんじゃないですかね。