技術と表現と

『技術と表現』をメインテーマに据えながら、自分の興味あることを日々綴っていきます

オシャレな空間を作る『照明デザイン』という仕事に触れてみて

お久しぶりです。
またしばらく投稿が空いてしまいました。
今回は、今までとはまた方向性がだいぶ違う記事です。
『照明デザイン』というものについて好きに語っていきたいと思います。

というのも、実は2016/08~2017/02までの約半年間、照明デザイン事務所でアルバイトをしていたからです。
その時の経験も踏まえて、色々書いていけたらと思っています。

バイトするまでの流れ

そもそもどうして『照明デザイン』という聞きなれないモノに興味を持ったか、というと、
それはまさに一冊の本との出会いによるものでした。

照明デザイン究極ガイド―住宅から商空間までこれ1冊でOK! (エクスナレッジムック)

(ちなみにこっちが最新版)
照明デザイン究極ガイド 最新版

この頃、ちょうど落合研で、光や素材を扱うプロジェクトが幾つもあり、
自分もどうにか別の形で勉強できないかと思っていた時に、
まさにこれだと思うような本だったわけです。

そして、その本を即買いし、実務を見てみたいと思った自分は、
本に載っているデザイン会社を片っぱしから調べていきました。

  • インターンやアルバイトは募集しているか
  • どんな空間を作るのを得意としているのか(またその空間を自分はどう思うか)
  • コーポレートサイトはいい感じか

この3点を主に見ながら調べた結果、
シリウスライティングオフィス
が一番良さそうだという結論に至り、すぐにリクルートサイトから応募しました。

まぁ、それからなんやかんやで、働かせてもらうことになったのですが、
今振り返ってみても、慶應の経済学部出身のやつを、よく雇ってくれたなぁと思います。
本当に、プログラミングなどでパソコンに慣れておいて良かったな、と思いました(この話は後でも出てきます)。

照明デザインとは

はてさて、そんなわけで働かせてもらうようになったわけなのですが、
そもそも照明デザインの仕事というのは何でしょう。

照明の仕事といっても、実はいくつかタイプがあります。

  1. 建築照明(自分が働いていたところ)
  2. 舞台照明(演劇・ミュージカルなど舞台芸術の照明を専門にやるところ)
  3. イベント照明(展示会など、商用スペースの一部を使ってやったりするやつ)

この3つに大きく分類できると思います。
ただ、3.のイベント照明は、専門の事務所はほとんどないと思われます。
たいてい、イベント会場の人か、建築照明の事務所、もしくは独自にどっかから雇ってきた人、などで仕事はなされているはずです。

その中でも、自分が関わっていたのは1.の建築照明です。

建築照明の仕事というのは、まぁ言ってしまえば、
建築事務所の仕事の1つである照明の仕事に特化して独立した専門店、
みたいな感じですかね。

なので、基本建築学科出身の人が多いです。
建築照明の世界にいる人は、

がほとんどです。

有名な照明デザイナー

余談ですが、この業界に入ってみて知った有名な人を、日本人限定ですが、挙げておきます(敬称略)。
ちなみに、自分が知らないだけで、業界では有名な方は他にもたくさんいらっしゃると思います。
(それと、インテリアデザイナーや建築家の方で、照明デザインにも強みを持つ、というタイプの人もいると思いますが、
そういった方を知る機会がなかったので、ここでは書けませんでした。)

そして、僕が所属していたのは、戸恒さんのところです。
また、これまでに内原さんと東海林さんが、『プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜』に出演されていたはずです。

どんな仕事をするの

仕事のワークフロー自体は、いわゆるデザイン事務所、という感じです。

  • クライアントとの打ち合わせ
  • クライアントへのプレゼン資料作成
  • 現場確認

建築を扱うということで、現場確認というのが他の業界のデザインとは違うかもしれないですが、
そこ以外は、ごくごく普通です。

その中で、自分のような下っ端が関われるのは、クライアント用の資料作成に関わる部分です(まぁ、どんな職種でもそうですよね)。
で、驚きだったのは(建築学科にいればそんなことはないんでしょうけど)、
どういった照明をやるかというのを全てCGで検証して、それをプレゼンするんです。
つまり、ほぼデジタルな仕事をするというわけなのです。

www.youtube.com

例えば、東京オリンピックの国立競技場なんかの話でも、
必ず一度はCGを見たことがあると思います。
これを作るわけです。

もちろん、照明デザインなので、建物自体のモデルは別の事務所の人が作るわけですが、
それが新鮮かつ面白くてたまらなかったです。

  • 3ds max
  • Rhinoceros

なんかがよく使われるそうですが、
つまり建築の紙図面を読めるとかなんだ、という話以前に、
この業界の仕事をする上で、PCスキルは必須中の必須だったのです。
(このポイントが、建築にほぼ携わらなかった僕でも、仕事ができた理由です)

また、照度計算といって、だいたいどれくらいの明るさになっているのかを計算するために、
DIALuxといったソフトも使ったりします。

建築業界というのは、もうとっくに仮想と現実が混じり合い始めていたのです。

書きたいこと多いな…

意外と、書きたいことが多かったので、
これ以外のことは、また追って色々書いていこうと思います。

2月でバイトは辞めましたが、結構面白い業界だと思いますよ。